のぼりの裏抜けや文字の反転が気になるときは両面

裏抜けや文字の反転は、のぼりの生地が薄いものを使うと生じてしまうものです。

裏抜けになっても、表面と裏面の2面から文字を見ることができる、裏面は文字が反転しているけれど認識は可能になるので、片面の印刷だけで2倍の宣伝効果を得られるメリットがあります。

しかし、裏抜けがあると何となく安っぽくなってしまうのではないか、できれば両面には異なる絵柄や文字を入れて宣伝したいといったときに有効なのが両面のぼりです。

この場合、遮光生地を使うことで両面印刷を実現して裏抜けなどの現象を排除できます。遮光生地は文字通り遮光性を持つ材料を使っているのが特徴で、裏面に透けることなくのぼりを制作できます。

遮光のぼり

デメリットとしては、遮光生地は通常の素材と比べると3倍のコストがかかるといわれていますし、テトロンポンジ生地を2枚を使うことになるので割高になる点です。

これに加えて両面に印刷を施すわけですから、片面印刷の倍のコストがかかることになります。

コスト重視の場合は、片面のぼりで裏抜けを上手に活用した形で絵柄を考えることで効果的なのぼり旗をつくることができますが、コストが高くなっても裏側に透けてしまうことを避けたいときは遮光生地を使った両面印刷が最適です。

裏抜けとは?表と裏からでも印象付けられる


のぼり旗は遠くからの視認性が高いので、店先に設置しておけばお店の場所を遠くからでもアピールできる効果を持ちます。街中には数多くのぼり旗を目にすることが多いけれども、色が薄いなどのように感じたことがある人は意外と多いのではないでしょうか。

色が薄いといっても品質が悪いわけではなく、近くでそれを見ると文字が鏡文字になっているなどの特徴があることが分かります。ちなみに、鏡文字は上下などそのままで左右を反転させた文字デザインの総称で、裏地の色は薄くなっているのが特徴です。

のぼりを作るときに表面のデザインを重視しすぎてしまい、裏から見えるイメージを考えていないなどのケースはよくある話です。この場合、裏面から見たとき思っていたイメージとは異なってしまった、このような失敗をしてしまうことになります。

これは裏抜けと呼ばれるもので、裏側から見たときのデザインの見え方です。生地が薄いものは表の文字などが裏返った形で見えますが、はっきりと見えるので表と裏のいずれからでも宣伝などの情報が伝わりやすくなります。

この場合は、片面の印刷だけで両面の効果を得ることができるメリットがありますが、表と裏で異なった文字を入れたいときは注意が必要です。